ごあいさつ

やまさと保育園は、名古屋市昭和区の閑静な住宅街の中に建っています。昭和55年に初代園長の後藤淳子によって創立されてから、シュタイナー教育を取り入れた保育を実践しています。
シュタイナー教育の理念の中に「子どもを畏敬の念で受け入れ、愛をもって育て、自由の中に解き放つ」という言葉があります。子どもは、いつの時代に、どの両親のもとに生まれていったらいいのかを自らが選んでこの世に誕生してくるのだと言われています。現代は次から次へとたくさんの情報が流れ、日々がめまぐるしく変化していきます。そして、目に見える知識や情報によって評価や優越をつけられてしまう時代でもあると思います。そのような時代に生まれてきた子ども達にとって大切なこととはどんなことでしょうか。それは子どもが生まれてきてくれたことを共に喜んでくれ、その子が日々健やかに成長していくことを見守り、支えて、一緒に成長していこうとする大人が周りにいてくれることではないでしょうか。
子どもはたくさんの刺激からやさしく守られ、毎日変わらないリズムが心地よく繰り返されていくことによって、心も体もバランスよく育っていきます。自分の周りの全ての体験を模倣し、それらを想像力によって遊びの中に再現し、表現することで生きていくために必要な力を自分の中に蓄えています。
そのような体験をたくさんすることで安心感や信頼感が生まれ、自分が愛されていることを知り、人を愛することができます。
一人ひとりの個性が認められ「あなたはあなたのままでいいのよ」と受け入れられている場所。
ご縁あって出逢った人たち全てが一つの大きな家族のように繋がり、ほっとできる場所。

自分のまわりの全てが美しく、生きていくことは意味があって素晴らしいと思える場所。
そんな場所であるために、職員一同も日々喜びを持って過ごし、子ども達と共に成長していきたいと思っています。
どうぞ、これからもご支援・ご協力のほどよろしくお願い致します。